西村 聡(教授)

サスティナブルな国土づくりのため、技術の風下から技術政策を考える。

研究者教員

教授西村 聡

東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了、英国Imperial College London,PhD.。(独)港湾空港技術研究所研究官、北海道大学大学院工学研究院准教授を経て現職。

国土・社会を支えるインフラはすべて土の上に、土の中に、あるいは土によって形作られています。私はエンジニア・研究者として土の挙動を物理的に研究し、インフラ整備に役立てる地盤工学技術の発展に携わってきました。
人口減の中で、より少ないリソース・エネルギーのインプットで社会基盤およびそれを取り巻く環境を維持していくためには絶え間ない技術革新が必要不可欠ですが、生まれる技術が基準化・コード化を通して社会実装されるためには事業者・行政の理解、ときには英断が必要です。公共事業・インフラ事業の風下で工学基礎研究・技術開発を行ってきた人間として、日本の地質・気候といった制約条件のもとで、風上で技術政策立案に関わる人材がどのように技術の社会実装をとらえ、誘導していくことができるか、を文理融合というスローガンの下、ともに議論していきたいと思います。

(2023年度パンフレットより)

北海道大学 北海道大学 法学研究科 北海道大学 経済学院 北海道大学 工学院 文部科学省 専門職大学院について