長井 宏平(教授)

インフラ構造物の維持管理の問題は、日本の地方自治体と途上国の共通課題。

研究者教員

教授長井 宏平

北海道大学博士後期課程修了。博士(工学)。スイス連邦工科大学(ETH)研究員、
東京大学助教、特任講師、准教授を経て2023年から北海道大学教授。

社会基盤構造物(インフラ)の維持管理のための研究に、構造物の設計から管理、更新までの過程において取り組んでいます。老朽化したインフラの増加とともに日本では少子高齢化・過疎が進み、すべての構造物(橋や道路など)をこれまでと同様に管理することが困難になってきています。これに対し、インフラデータと社会データを活用することで成熟社会におけるインフラ維持管理の方策を示し、社会実装することに取り組んでいます。
また、この維持管理技術を主に途上国などの海外にも展開する活動をしています。途上国はインフラの建設が進んでいますが、近い将来に維持管理が課題となります。そこでは予算、技術、人材の不足が問題となり、日本の地方自治体と類似の課題に直面します。それに日本の知識と経験をいかすことができると考えています。

(2025年度パンフレットより)

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