外国人留学生の声
安心して学べる環境のなか、より学際的な知識を身につけたいです。
中国出身
Jiafei GUO
郭 嘉菲【16期生】
大学院進学を考えるようになったとき、文理融合を特徴とするHOPSのことを知り、より広い知識と実践力を身に着けたいと考えて北大を選びました。
入学早々、コロナの影響でほとんどクラスメートたちと会えなくなったのは予想外のことでしたが、先生方は授業のときも日常生活のうえでも心を尽くして指導くださいましたし、困ったことがあればすぐに対応してしていただいているので、とても安心感のある学校生活です。
学部時代とくらべて、自分が変わったと思うのは、①積極的に読書をするようになった、②難関な問題でも諦めず思考するようになった、③ポジティブな思考が多くなった、ことです。
レポートの作成にはいつも苦心していますが、受け身の勉強だけでなく、問題提起や現実的な対応策の運用に結びつけていけるよう心がけています。
公共経営特論Ⅱで行った富良野の現地演習は、私にとってとても新鮮な体験でした。環境問題のことはこれまでも各種メディアを通して見聞きしていましたが、自然の中に身をおいて学んだことで、環境保護の重要さに対する認識が変わりました。今後もHOPSで幅広い知識、能力を磨き、将来に生かしていきたいと思います。
(2021年度パンフレットより)
様々な文化背景や世代の考え方に触れ、相互の理解を深めていきたいです。
中国出身
Yuhe PAN
潘 雨荷【15期生】
大学で日本語を学ぶうちに、学んだ言語をもっと活用したい、世界で起きている紛争や貿易摩擦など、様々な問題について知識を広げたいという気持ちが強くなり、HOPSへの進学を志しました。
北大にはまず研究生として入りました。初めの頃は、授業のとり方や研究室の利用方など色々と不安でしたが、留学生にはほぼ同郷の先輩がサポーターとしてつき、生活面でも学習面でも親切に助けてくれます。院生協議会主催の飲み会もたびたびあって、社会人学生の方々とも気軽に話せるようになりました。HOPSはフィールドワークやグループワークの機会も多いので、バイトとの両立には結構苦労しましたが、互いに協力、工夫しながら乗り切ってきました。
今まで履修した科目の中で一番印象深かったのは、空井先生の政治過程論と池先生の英語実務演習です。この2年で自分の物事に対する見方は大きく変わり、国際政策に関する授業でも政治理論に関する授業でも、大切なのは、客観的に世界を見、分析できることだと気づかされました。そのためには、授業で学ぶだけでなく、様々な文化背景をもつ人々の考え方に触れることも不可欠と思うので、これからもHOPSで得られる環境を生かし、頑張っていきたいと思います。
(2020年度パンフレットより)
積極的な授業参加で、グローバルな視野を獲得しました。
中国出身
Tianze REN
任 天択【13期生】
学部3年生の時にHUSTEP(短期留学プログラム)に参加したのがきっかけで、北大への進学を決めました。HOPS入学後は、政治学に関する授業全般を積極的に受講しています。遠藤先生の安全保障論、鈴木先生の国際政治経済学、空井先生の政治過程論。様々な国際的問題群について、ゼミや授業で質問し、議論し、解決策を探るのは、とても刺激的な経験です。
私は日中関係をテーマに研究を始めましたが、アメリカ政治、北東アジア、中東、北極圏のことまで接触し、徐々にグローバルな視野ができてきました。先生方は一人ひとりのレベルに合わせて丁寧に指導してくれます。授業外でも、よく学生の生活、進路相談に乗ってもらえるのは、大学院では珍しいことでしょう。
自分の経験としては、‘手を挙げてから質問を考える’くらいのことは、何度もありました。そこから得た誉と恥は、私にとっていつも前進する動力となり、人事院主催の「霞ヶ関インターンシップ」参加という予想外の機会にも恵まれました。
国際関係を良くする道は沢山あり、「顔が見える」民間外交、経済交流も大事だと学びました。将来は、HOPSでの経験を活かし、日中関係に力を尽くしたいと思います。
(2019年度パンフレットより)