2022年 竹内大輔
公共政策実務演習
厚生労働省 本省
竹内 大輔【18期生】
夏休みの2週間、厚生労働省老健局認知症施策・介護福祉推進課で学ばせていただきました。私は学部時代、国際的に膨大化する高齢者医療費について知りました。高齢者医療費の問題は日本でも大きな社会問題であると考えたため、厚生労働省老健局の取り組みに関心を持ちました。2週間の中で私は、人口減少問題に大きく関わる介護問題に着目し、北海道における地域包括ケアシステムの研究を行いました。期間中は、介護の現場が抱える人材不足について、数十名の職員の方々と直接議論させていただきました。地域づくり加速化事業・市町村支援に同行し群馬県館林市を訪れた際には、介護の現場で働かれる方々の生の声を聞き、政策形成の最前線を体感することができました。実務を通して私は、厚生労働省の職員には「関係者を繋ぐ橋渡しの力」、「問題点を洗い出す課題発掘力」、「相手の立場に立つ想像力」が強く求められることを実感しました。
(2023年度パンフレットより)