エクスターンシップ体験記
公共政策実務演習
環境省 本省
山本 貴一【15期生】
持続可能な開発に関心があり、環境省本省にて9日間のエクスターンシップを行いました。
実習では、担当の方をつけていただき、生活公害についてレクチャー、会議への出席等を通じ知識を深めました。業務に携わらせていただく中で、地方行政との違い、国家公務員に求められる役割を肌で感じ取ることができ、なかでも調整という業務が最重要になることを再認識することが出来ました。実際に、民間事業者との協議に参加させていただくことが多く、官民連携によって政策のすそ野を広げることが、豊かな環境に支えられた持続可能な社会に不可欠出ることを感じました。この認識をもとに、最終日に行われた発表では、より多くの人にご賛同いただけることを重視して政策提言をしたところ、よかった点、より改善できる点について、最前線で活躍なされている方々より積極的にご意見を頂くことができ、その後のHOPSでのより有意義な学びへとつなげることが出来ました。
(2020年度パンフレットより)
公共政策実務演習
国土交通省 本省
幾原 拓央【14期生】
気候変動に伴う激甚化災害と防災及び国土交通政策に関心があり、国土交通省本省にて1週間のエクスターンシップを行いました。
実習では、各局の最前線で活躍する中堅職員の方のレクチャーを通して、我が国を取り巻く社会情勢の変化に対応しながら如何にして国土交通及び防災・減災政策が行われているのかを学ぶことが出来ました。また、八ッ場ダム建設現場など、実際の建設現場の見学を通して、政策が実行されるまでのプロセスを肌で感じることが出来ました。最終日の政策提言の際には、職員の方々から高評価をいただき、最優秀賞に選出していただきました。「正解のない問題へのアプローチ」やそれらに対する政策提言など、HOPSならではのカリキュラムによって得た経験を大いに活かすことが出来たと思います。
災害大国と言われる我が国を取り巻く環境が非常に厳しい現状であることを再認識することが出来たと同時に、HOPSでの学びによって大きく成長できたことを実感することが出来ました。
(2019年度パンフレットより)
公共政策実務演習
北海道東川町役場
森川 岳大【13期生】
多文化共生政策並びに外国人福祉人材の育成に関心があり、留学生の受け入れによって国際化が進む北海道上川郡東川町の役場(交流促進課・東川町立東川日本語学校事務局)にて2週間のエクスターンシップを行いました。 現地では異文化交流や日本語教育のスタッフとしての活動に加え、町民や介護施設の職員の方々との対話の機会も得られ、多文化共生政策の現状に関するリアルな意見を聞くことができました。
HOPSで学んだ「観察・分析・仮説設定・検証」のプロセスを常に意識し職務に取り組んだことで、最終日の政策提言の際にはご指導くださった職員の方々から一定の評価をいただくこともできました。政策には「完璧な正解」が存在しないということを肌で感じた2週間ではありましたが、日々新しいことに挑戦する町役場での仕事はかけがえのない経験となりました。
(2018年度パンフレットより)