エクスターンシップ体験記
公共政策実務演習
東川町立東川日本語学校多文化共生室
小松 文萌【16期生】
私は、外国人との共生について考える「多文化共生社会」の実現に向けた地方自治体の取り組みに興味があり、北海道東川町にある「東川町立東川日本語学校多文化共生室」で5日間のエクスターシップを行いました。実習先では、主に日本語学校の職員の方々や、留学生と交流活動を行っている町民の方々、そして留学生へのヒアリング調査を行いました。実際に町民の方々からお話を伺う中で、「留学生支援政策」を打ち出すなど多文化共生に対する町の積極的な姿勢はもちろんのこと、それ以上に東川町の来る人を温かく受け入れてくれるアットホームな温かさが、多文化共生を推進してく原動力になっているのではないかと感じました。
今回の実習で得た学びや経験をもとに、今後もさらに自身の研究テーマである「地域社会と多文化共生」について知見を深めていきたいです。
(2021年度パンフレットより)
公共政策実務演習
環境省 本省
山本 貴一【15期生】
持続可能な開発に関心があり、環境省本省にて9日間のエクスターンシップを行いました。
実習では、担当の方をつけていただき、生活公害についてレクチャー、会議への出席等を通じ知識を深めました。業務に携わらせていただく中で、地方行政との違い、国家公務員に求められる役割を肌で感じ取ることができ、なかでも調整という業務が最重要になることを再認識することが出来ました。実際に、民間事業者との協議に参加させていただくことが多く、官民連携によって政策のすそ野を広げることが、豊かな環境に支えられた持続可能な社会に不可欠出ることを感じました。この認識をもとに、最終日に行われた発表では、より多くの人にご賛同いただけることを重視して政策提言をしたところ、よかった点、より改善できる点について、最前線で活躍なされている方々より積極的にご意見を頂くことができ、その後のHOPSでのより有意義な学びへとつなげることが出来ました。
(2020年度パンフレットより)
公共政策実務演習
国土交通省 本省
幾原 拓央【14期生】
気候変動に伴う激甚化災害と防災及び国土交通政策に関心があり、国土交通省本省にて1週間のエクスターンシップを行いました。
実習では、各局の最前線で活躍する中堅職員の方のレクチャーを通して、我が国を取り巻く社会情勢の変化に対応しながら如何にして国土交通及び防災・減災政策が行われているのかを学ぶことが出来ました。また、八ッ場ダム建設現場など、実際の建設現場の見学を通して、政策が実行されるまでのプロセスを肌で感じることが出来ました。最終日の政策提言の際には、職員の方々から高評価をいただき、最優秀賞に選出していただきました。「正解のない問題へのアプローチ」やそれらに対する政策提言など、HOPSならではのカリキュラムによって得た経験を大いに活かすことが出来たと思います。
災害大国と言われる我が国を取り巻く環境が非常に厳しい現状であることを再認識することが出来たと同時に、HOPSでの学びによって大きく成長できたことを実感することが出来ました。
(2019年度パンフレットより)