シンポジウム・公開イベント
2013HOPSシンポジウム「地方からのガバナンス」
- 日時
- 2013年6月29日(土)15:00~17:30
- 場所
- 北海道大学・人文社会科学総合教育研究棟203
- 講師
- 基調講演:竹中治堅(政策研究大学院教授)、西田亮介(立命館大学大学院特別招聘准教授
現代社会がグローバルに変化し、地方政治や地域政策の刷新が求められている。「依存」か「自律」の二項
対立を超えて、地方「からの」ガバナンスを模索するために--地域間格差、道州制、定数是正といった
種々の課題を前に政治学、情報社会論、工学の第一線の研究者がヒントを考える。
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シンポジウムを終えて
去る6月29日、公共政策大学院主催シンポジウム「地方の/からのガバナンス」が開催され、休日にも係らず多くの聴衆の参加を得た。
本シンポジウムでは、まず竹中治堅氏(政策研究大学院教授)より、北海道の地方行政の課題および代替案について、次いで西田亮介氏(立命館大学特別招聘准教授)より、情報社会の進展が地方ガバナンスにどのような具体的影響をもたらすのかについての基調報告が行われた。
その後のラウンドテーブルでは、高野伸栄教授より、住民参加型の入札制度の事例紹介を得て、山崎教授より各報告に対するコメントおよび質問がなされた。会場からも報告者に対して多くの意見や質問が出され、シンポジウムは盛況のうちに終わった。
いずれにおいても、地方政治がこれまでのように「中央―地方」や「住民自治」といった従来の枠組みに収まりきらない課題が山積していることが確認され、道政や市町村といった各レベルでの決め細やかな取り組みが求められているとの結論を得ることができたといえるだろう。