シンポジウム・公開イベント
シンポジウムグローバル化と大都市制度の新たな地平
- 日時
- 2012年11月15日(木)13時から
- 場所
- コングレスクエアコンベンションホール(中野セントラルパーク(東京都中野区))
- 基調講演:「特別自治市」が目指すもの 横浜市長 林 文子 氏
- 特別講演:大都市自治の前線から 中野区長 田中 大輔 氏
- パネルディスカッション:グローバル化と大都市制度の新たな地平
- (パネリスト) 入倉憲二名古屋市副市長、柏木斉経済同友会副代表幹事、鈴木隆横浜市副市長、田中大輔中野区長
- (コーディネータ) 北海道大学公共政策大学院 院長 宮脇 淳
- 特別講演:分権時代に必要な首長のリーダーシップと二元代表制
- 愛知県小牧市長 山下 史守朗 氏
- 事例発表:今後の公共施設マネジメントのあり方
- 株式会社富士通総研 公共事業部 長谷川 一樹
- 詳細はこちらです(新・地方自治フォーラムのサイトへのリンク)。
開催結果まとめ
シンポジウム「グローバル化と大都市制度の新たな地平」
北海道大学公共政策大学院と株式会社富士通総研が共同で運営する「新・地方自治フォーラム」は、2011年11月15日(木)にコングレスクエアコンベンションホール(東京都中野区)で「グローバル化と大都市制度の新たな地平」と題するシンポジウムを開催しました。御来場頂きました皆様、御登壇頂きました方々に心より感謝を申し上げます。
基調講演:「特別自治市」が目指すもの 横浜市長 林 文子 氏
林市長からは、横浜市のこれまでの歩みや大都市の現状・課題、政令指定都市制度の課題、海外の大都市制度、新たな大都市制度である「特別自治市」について御講演を頂きました。
特に人口減少と高齢化、アジアの大都市との都市間競争の激化に対応した「特別自治市」を導入することで、経済成長を促す好循環を生み出すことができると強調されました。
特別講演:大都市自治の前線から 中野区長 田中 大輔 氏
田中区長からは、特別区制度の概要、自主財政権及び事務範囲・権限の制約、都区財政調整制度、これらを踏まえた区政における実際の課題について御講演を頂きました。
特に特別区が基礎的自治体として自己決定・自己責任を全うするためには、更なる自治基盤の強化が必要だと強調されました。
パネルディスカッション:グローバル化と大都市制度の新たな地平
(パネリスト) 入倉憲二名古屋市副市長、柏木斉経済同友会副代表幹事、鈴木隆横浜市副市長、田中大輔中野区長
(コーディネータ) 北海道大学公共政策大学院 院長 宮脇 淳
入倉副市長からは、「名古屋市の考える大都市制度」と題して、周辺市町村との広域連携を軸とした「広域連携型特別自治市」について御説明を頂きました。
その後、柏木副代表幹事からは、「グローバル化と大都市制度の在り方」と題して、グローバル化を踏まえた地域主権型道州制について御説明を頂きました。
パネルディスカッションでは、プレゼンテーションを踏まえ、道州制・日本経済のあり方と大都市制度、行財政制度との関係、広域連携と住民自治の関係等について活発な議論が行われました。
特別講演:分権時代に必要な首長のリーダーシップと二元代表制 愛知県小牧市長 山下 史守朗 氏
山下小牧市長からは、小牧市の概要や人口・財政構造、今後の右肩下がりの時代を踏まえた戦略的市政運営の方法、二元代表制との関係について御講演を頂きました。
特に首長として強力で責任あるリーダーシップに基づく戦略的市政実行の仕組みを確立することが重要だと強調されました。
研究提案:実効力を伴った公共施設白書作成のポイント 株式会社富士通総研公共事業部 長谷川 一樹
研究提案では、公共施設の現況を整理した上で、現状の公共施設数を維持した場合、老朽化により保有コストが増大することを明らかにしました。
また、保有コストを低減するための実効力を伴った公共施設白書を作成するための具体的なステップについて整理し説明を行いました。