2021年度 公共経営特論Ⅲ

2021 年度 公共経営特論Ⅲ

活動報告

2050年カーボンニュートラルの達成への関心が高まる中、時宜を得た形で環境・エネルギー政策について学び、その上で学生が政策提言を行いました。

まず、北海道のエネルギー事情、原子力発電の必要性と課題、再生可能エネルギー、今後のエネルギー企業経営について、北海道電力株式会社の講義と、エネルギー政策の動向と今後の方向性について、資源エネルギー庁の講義を受講し、北海道ガス株式会社のアレンジメントによる関連施設見学を行いました。さらに、北海道電力株式会社、北海道ガス株式会社、環境省北海道地方環境事務所、HOPS教員による学内公開セミナー「カーボンニュートラルとその先に描く北海道の暮らし」を通じ、カーボンニュートラルに向けた政策と技術の現状と課題について理解を深めました。

その上で、「脱炭素を目指す中での欧米電力供給事業体の動向を踏まえた政策」、「再生可能エネルギーを補完する技術開発の動向と促進政策」、「北海道民にとって公平感のある再生可能エネルギー導入政策」の3グループに分かれて政策を立案しました。成果発表では北海道電力株式会社幹部にも講評をいただいて、北海道の強み・弱みとステークホルダーの思考様式を踏まえた実現可能性ある環境・エネルギー政策を議論することの重要性を学びました。北海道電力株式会社をはじめ、本講義にご協力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。

(担当教員:中尾文子、村上裕一)

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