2019年度 政策討議演習(石狩班)
2019 年度 政策討議演習 (石狩班)
活動報告
「市民ひとり一スポーツ」というスポーツによるまちづくりの目標を掲げている石狩市では、市民の健康寿命の延伸を目指し「石狩市健康づくり計画」を通じて様々な機会を市民に提供しています。例えば、定期的に開催するカローリング大会やウオーキングイベントなどがあります。
そんな石狩市のスポーツ・健康づくり政策における課題は、施策利用者がやや高齢者に偏っており現役世代に十分に効果が届けられていない可能性があることと、スポーツ振興や健康づくりを支える官民の団体や施設といった地域資源の連携・相互作用が不十分な状態にあるとみられる点でした。そこで研究グループでは、石狩市内の小中学校生や石狩市民を対象としたスポーツ習慣に関するアンケート調査を実施するとともに、地域資源の連携で先行事例とみられるケースを取材するために東京都大田区と山口県宇部市のスポーツコミッションを訪問取材しました。
これら調査で得られたデータと地域情報を分析し、地域資源の統合活用を目指す組織体「いしかりヘルスポ」の設置を政策提言としてとりまとめました。政策提言は石狩市現地に出向いて官民双方の関係者にプレゼンを行い、地域の将来ビジョンについて率直な意見交換を行う機会をいただくことができました。