早川 仁(准教授)

金融の本質を理解し、望ましい金融制度の在り方を探る。

研究者教員

准教授早川 仁

東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。野村総合研究所、東京大学助教等を経て、2019年北海道大学経済学研究院准教授。専門は貨幣経済、金融ネットワーク。

暗号通貨の発明は、これまでの金融の在り方を大きく変えようとしています。管理者・仲介主体を本質的に必要としない貨幣システムがいまや現実に可能となってきています。銀行・中央銀行を中核として形作られてきたこれまでの金融の仕組みももはや自明に通用するものではありません。
公共の利益のためにどのような金融制度を設計すれば良いのか、このような議論においては、金融の本質に関する深い理解が欠かせません。そもそも貨幣の機能とは何なのか、金融の意義とは何であるのか、銀行また中央銀行の果たすべき本質的な機能とは何だったのでしょうか。
経済学における分析はこのような本質的な議論に様々な知見を提供してきました。これまで蓄積されてきた知見を学び、金融に関する深い理解にもとづいて、新たな時代における金融制度の望ましいあり方について議論していきましょう。

(2020年度パンフレットより)

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