遠藤 乾(教授)

危機を愉しめ。-そこは飛躍の宝庫だ。

研究者教員

教授遠藤 乾

北海道大学大学院法学研究科修了、英オクスフォード大博士課程修了。北大法学部助教授などを経て2006年より現職。2019~20年度HOPS院長。専門はEU、安全保障、国際政治。

危機はなくならない。数年に一度、それはやってくる。今世紀に限っても、911同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災、コロナ・パンデミックと形を変え、忽然と立ち現れた挙句、政治を揺るがし、人生を狂わす。これからもそうだろう。
そんな危機では、決定が迫りくる。政府は、接触確認アプリから時短営業まで、私人の行動をどこまで把握・制限すべきだろうか。あるいは支援金は困窮者に手厚く配るか、それとも手薄くとも皆に迅速に届けるべきか。中央であれ地方であれ、決めてゆかねばならない。具体的な政策決定の背後に、自由か秩序か、実質的平等か形式的平等かなど、理念のバトルも見られよう。
つまり、危機は、一歩下がって観察すれば、政策を考える宝庫となる。断続的に訪れる危機を見据え、仕込むべきことは多い。「危機=クライシス」の語源は「生死を分かつ決定的分岐点」。そんな局面で培った知識や経験が活かされるだろう。
危機を愉しむ。未来の政策プロフェッショナには、そんな構えがふさわしい。

(2021年度パンフレットより)

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