村上 裕一(准教授)

国内外に広がる複雑な「行政」の構造を解明する

研究者教員

准教授村上 裕一

東京大学大学院法学政治学研究科修了、博士(法学)。独立行政法人日本学術振興会特別研究員、東京大学特任講師等を経て、2014年から北海道大学准教授。専門は行政学、技術政策学。

道路に雪が積もれば、翌朝には除雪されている。蛇口を捻れば、安全な水を飲むことができる。家庭ごみを分別してステーションに出しておけば、処理される。

こうした皆さんの何気ない生活のひとコマにも、背後に「行政」があります。除雪については、自治体が計画を立てて予算を組み、自ら(もしくは民間に委託をして)それを実施しています。水道水は、自治体が運営する浄水場を経て各家庭に供給されますが、その水質は厚生労働省令に定められた基準に適合していなければなりません。家庭ごみの中でもリサイクル可能なものは再利用に回され、結果として、国際条約で定められた温室効果ガス排出の削減目標の達成に多少貢献することになります。

行政学は、現代国家における行政の構造と機能について、行政を構成する3要素、すなわち、①国民からの付託により行政組織が位置付けられ、活動の前提となる枠組みを形作っている「制度」、②行政活動を行う主体である「組織」、③行政機関が国民に対して何らかの働きかけを行う「活動」という観点から体系的に研究する分野です。

私はこれまで、主として安全規制の技術基準策定と実施における官民関係の研究に携わってきました。そこでは上記の「活動」への興味が比較的強かったように思いますが、最近、行政実態の観察や研究プロジェクトへの参加を通して、「制度」や「組織」(とりわけ政官関係史、内閣制、行政組織設計など)の研究にも取り組んでみたいと考えています。

詳細についてはホームページをご覧ください。

(法学部学生便覧より)

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