HOPS院生座談会


北海道大学公共政策大学院の院生による座談会が2012年7月24日に行われました。院生の志望動機・大学院での学習内容・生活・進路志望などがよく分かる内容になっています。ぜひ御覧ください。

座談会参加院生

  • 鳥屋尾天平(7期) 東京都出身 慶應義塾大学経済学部卒
  • 中村龍樹(8期) 宮城県出身 東北大学法学部卒
  • 斎藤翔太(8期) 青森県出身 北海道大学法学部卒
  • 村山乃理(8期) 大阪府出身 東京大学経済学部卒
  • 西山徹(8期) 千葉県出身 芝浦工業大学工学部卒
  • 丸修平(8期) 北海道出身 旭川市役所職員(社会人学生)

志望動機

鳥屋尾:それでは座談会を始めたいと思います。まずは志望動機について聞いていきたいと思います。
 
中村:僕は学部時代に国際法のサークルに所属して大会にも出ました。勉強していく中で例えば国際法と国内法とか、国際法と国際政治とか、そういうちょっと次元が同じようで違うものが存在して、その二つの基準を用いるときに、一つの物事に対してどのように判断を下せばよいのか難しい問題だなと思いました。例えば国際法上では違法であっても国内法上では適法であるだとか、政治的には正しい判断でも法的には正しくなかったりとか、そうしたことに対してどうアプローチしていけばいいのかなということを見つけにきました。

 
鳥屋尾:色々な大学院がある中でHOPSに決めた理由は何かありますか?
 
中村:HOPSが文と理の融合だとか官民融合だとか、幅広く学べるなというのがあったのでそこに魅力を感じました。色んな所に対してアンテナを広げて、それを集約して物事に対して答えを出すっていうようなことがやりたかったので。
 
斎藤:僕は中村君のようなまじめな学生じゃなくて(笑)、あまり成績が良い人間ではなかったんですが、学部三年の後期くらいに進路を考えて、出身の弘前市に戻って公務員になろうという思いがありました。ただ今のままでは公務員になって何か自分が大きな目標を達成できるのかと考えたら圧倒的に知識不足だなと思いました。一度立ち止まって、大学院で専門的な知識を獲得してから就職したほうがいいな思って進学を決めました。
 
鳥屋尾:目標って言葉が出ましたけど、こういう分野に興味あるとかこういう所で働いてみたいとか何かイメージはありますか?
 
斎藤:当時は漠然と都市計画に関する仕事がやりたいなっていうのはありました。というのも、自分の地元が廃れてきている感じがずっとあったんですよね。歴史ある街なのに地元の資源をあまり有効活用できていないと思って、それはもったいないよなと。自分ならこんな街を作りたいなという考えもあって、その方向性で勉強したいなと思っています。
 
村山:私は学部時代にメディア関係の仕事をしたいなと思っていました。ただ、専門で学んだ経済学以外の政治だとか法律が全然分からなくて、自分の夢を叶えるために専門分野を広げようという思いがあって進学しました。公共政策大学院についてはゼミの先輩から色々と話を聞いていて、進学前からある程度のイメージは持っていました。
 
丸:僕は市役所職員として問題意識を持っていることをリサーチペーパーとしてまとめたいと思いました。あと、35歳までに一回自分で立ち止まって人生について考える時間が欲しいと思っていました。その場として進学したというのはありますね。HOPSは他の公共政策大学院に比べて社会人学生の割合が多いというのも魅力の一つでした。
 
西山:僕は工学部出身で建築を勉強していて、都市計画などに興味がありました。学部時代に就職活動をして内定ももらったのですが決めきれない所があったんですよね。色々まちづくりについての勉強をしていたときに、まちづくりって複雑になってきていて、それを解決したいと思った場合はどちらかというと民間企業よりも公務員なのかなと思えたんですよね。じゃあ公務員としてまちづくりに携わるには何を勉強したらいいのかなと考えた時に工学の知識だけじゃ全然太刀打ちできないだろうなというのがありました。その中でHOPSであれば法律や経済など、関係する諸分野を同時に学びながら解決策をさぐっていけるという環境に惹かれて入学を希望しました。技術職で入るとどうしても技術屋という扱いになってしまうと思うんですけど、広い視野を持った人材でいることにはきっと価値があるだろうと思っています。

グループワークの話

鳥屋尾:政策討議演習、社会調査法、公共政策学などグループワークをやって講義外の時間にみんなで集まって会議をしなくちゃいけない講義が今年はたくさんあります。それぞれ中間発表を終えたわけですが、やってみた感想とか思ったこととかがあればお願いします。
 
斎藤:政策討議演習はやっぱり一番ウエイトが重いですよね。各グループに分かれて自分たちが興味を持った政策について長いスパンで学び考えていくっていうことで、すごい面白かったですね。自分がほとんど知らないような知識を学べるし、他者の考え、自分にない考えを色々聞けるっていうのは勉強になりました。社会調査法ではグループリーダーをやってるんですけども、人数が多かったり社会人の方がいたりでスケジュール取りが大変でした。今まであまりそういう経験がなかったので、こんなに大変なもんなんだっていうのを感じましたね。
 
鳥屋尾:社会調査法は今何人でやってるんですか?
 
斎藤:8人ですね。全員集まるのは結構きついですね。平日だったら夜、講義が全部終わった後からやってます。
 
鳥屋尾:他にどんな所が大変でしたか?実際の会議の場面とかで・・・
 
斎藤:パワーポイントとか、処理できる量が人によって違うなというのはありますね。作り慣れてるかどうかとか関係してくると思います。それぞれバラバラな量で出してくるのですがそれを最終的にはきっちり作らないといけないんで、先先に考えていかないと。
 
中村:グループで一つのものを作り上げていくことって仕事をしていく上で絶対に必要になってくると思っていて、個人だけがこうやるとか、自分がこれを仕上げたから終わりなんだとかそういうことじゃなくて、全体として協力しあって調整しあって最終的に一つのものを作り上げるっていうのは非常にこれからにとってプラスになる経験なんじゃないかなと思いました。特に政策立案とかに携わるのであればそういうプロセスを経なければいけないので、そういう意味では今年からグループワークが増えて良かった部分はあるんじゃないかなと思います。
 
鳥屋尾:中村君のグループ(政策討議演習)はグループ内での会議はうまくいっていましたか?
 
中村:政策討議演習のグループの中では人数が多い部類だったので、分担は楽でしたけどやはりスケジュールを合わせるのが大変でした。限られた時間の中でやらないといけないので。
 
鳥屋尾:中間発表が終わったわけですが、成果物に対する自分たちの評価はどうですか?
 
斎藤:最初は全くイメージがわかないんですけど、やっていくうちに途中からできてきてるなっていうのを少しずつ感じていきました。
 
中村:本当に最初は何もない所からスタートだったんで、そういう意味ではなんとか収斂していった感じはあります。
 
西山:斎藤君・中村君に聞いてみたいんですけど、そっちのグループ(政策討議演習)はリーダーとか書記とか役割を回していたじゃないですか。それはどう感じました?うちのグループはずっと役割を固定していました。そこらへんどうだったのか聞きたいです。
 
斎藤:リーダーを回している時は、やったことある人とない人って全然違いますよね。最初からスムーズにいける人とそうでない人がいると思うんですけど、やっぱりやらないと分からないことなんでそれはいい経験になるんじゃないかなと思います。だんだん慣れてくると思います。一カ月交代なのでやっていくうちに自分でもどういうことしなきゃいけないっていうのは分かってくるんじゃないかなと。
 
鳥屋尾:西山君のグループ(政策討議演習)はかなり議論が過熱していたように見受けられたけどどうでした?
 
丸:僕も西山君と同じグループだったんですけど、良い議論をしていたと思います。変な議論ではなく。きちっとした議論でした。迷走して疲れ切ってここで妥協して落とすかっていう感じにはならないんですよね。みんな最後疲れ果ててるけど自分の意見をしっかり主張して、最後何とか議論が収束してくって感じです。他のメンバーも飲み会でうちのグループいいグループだよなってこと言ってたりしますし、みんな満足感はあったんだと思います。
 
鳥屋尾:それ、やっている最中は大変ですよね。
 
丸:議論の前提を決めるのに5時間かかったりとか(笑)
 
西山:僕もほんとに良い議論できたなと思ってるんですけど、他の社会人学生さんから指摘されたのは、学部卒の学生って時間をしっかり区切らない。話そうと思ったら何時間でもやってやるぜみたいな、そこが社会人とはギャップを感じるということを言われました。多分そこは丸さんも同じように思われてたのではないでしょうか。時間を区切るからこそ議論の密度が凝縮されるから議論する時間を決めない所は直さないとだめだよ、ということを指摘されました。色んな人と議論するからこそ、そのテーマ以外での学びが多いなと感じました。
 
村山:うちのグループ(政策討議演習)は非正規社員の問題などについて扱っていたのですが、まずメンバーの数が少ないんですよね。4人でした。本当に人数が少ないので団結力っていう面ではすごいあったと思います。ただ発表直前になって意識の擦りあわせが出来ていない点が多々見つかってバタバタしてしまいました。
 
鳥屋尾:どうしてそうなってしまったの?
 
村山:個人作業が多かったからだと思います。担当分野をきっかり決めて、ずっと個人個人でやっていたから擦りあわせができていなくて寄せ集めただけみたいになってしまいました。
 
鳥屋尾:はっきり分担したほうが作業自体は早く進むけど少しずつ意識がズレてくるし、みんなで集まってやってると意識の統一はできるけど時間がかかってしまいますよね。
 
村山:もうちょっと人数がいて、各担当ごとに2人くらいいたら間で擦りあわせができたのかなと思うんですけど4人だけなので、みんなが独立して個人事業主みたいになってしまって。そこが課題でした。
 
鳥屋尾:会議をやっていく中で、メンバー間で軋轢が生まれたりはしませんでしたか?
 
村山:議論しているうちにお互いの本性が分かってやりやすくなってくるっていうのはありました。だから軋轢というか、逆に仲が深まった気がします。
 
中村:これエラそうに話しますけど、グループワークしていくなかで何か月も一緒にやっていて、他のメンバーが成長してるなっていうのは感じました(笑)
 
村山:外部の人にインタビューしたりということもやっているんですが、社会人の方が多いのでマナーとかも教えてもらえますしね。それはすごいありがたいです
 
鳥屋尾:丸さんからして、社会人と学部卒の学生で一緒に何かやるという時、やりやすい面やりにくい面は何かありますか?
 
丸:社会人がどれだけ出張るかっていうのは社会人側の悩みかもしれないですね。例えば外部向けメールの文章添削を頼まれることとか結構多いんですけど、僕が直したものをそのまま出しちゃったりとか。社会人学生が、学部卒学生の足りない部分を全部やってしまったら学部卒学生にとって勉強にならないので、吸収しつつもオリジナリティを出してほしいなということは感じています。
 
中村:結論として、軋轢が生まれることはありませんでしたね。喧嘩にならないように、良い議論になるように心がけることは色々な講義でも言われてることですし、院長の宮脇先生からも学んでいることで、そこはみんな気を付けてやっていたと思います。

面白い講義

鳥屋尾:履修して面白かった講義の話を聞かせて下さい。
 
中村:僕はやっぱり宮脇先生の講義(公共政策学・政策評価論)が最高ですね。公共政策のベースを完璧に理解した上で大学院に来てる人って少ないと思うんですよ。宮脇先生いつもおっしゃってますけど、公共政策学っていうのは政策を考える上でのOSだっていうこと。そこが個人的には全然なかったことであって、基礎となる部分をしっかり教えていただけるっていうのは本当にありがたいですね。他の色んな講義に対して、ああこれは宮脇先生がここで言ってたことだなあとか、つながりが出てくる、その基礎となる講義として大事だし講義自体も素晴らしいので。そこはナンバーワン講義ですね。
 
斎藤:僕は都市技術政策論が自分のやりたいことにドンピシャだったので面白かったです。例えば都市計画法とか、法学部ではやらないので今まで触れてこなかったんですよね。ちょうど自分が発表担当になったんですけど、それを調べて作っていくうちにその知識がしっかりと自分に入ってくるので、そういう所が良かったですね。期末には恵庭市役所での発表があります。発表は、恵庭駅の近くに北海道文教大学があって、その学生がいるのを活かして学生のために飲食店街みたいなのを近くに整備できないかなということを提案しようと思っています。
 
西山:僕は2つあるかなと思っていて、一つは技術政策論ですね。これはオムニバス形式、先生がいろいろ入れ替わって話して下さってるんですけど、特に鈴木一人先生の「政策論理」という概念を用いた講義では、技術を視野にいれた中での政策の戦略みたいなものを議論されててすごく面白いなと思いました。もう一つは深見先生の環境政策論ですね。やっぱり実務を知っている(環境省より出向)っていう所で色んな環境面からの政策を論じていて、リアリティをもって話されてるからこその面白さがあるなと思いました。実務家教員がこれほど多い所は珍しいと思います。
 
村山:私はHOPSとは直接関係ないんですけどサステナビリティの講義が面白かったです。北大の院生は誰でも受けられるんですけど、海外含めて複数のキャンパスをサテライトでつないで、講義は英語なんですけど平易な言葉で話してくれるのでわかりやすいです。ディスカッションを挟んだり、環境政策と関わる論点もあるのですごい面白いです。
 
鳥屋尾:他の大学院の講義も受けようと思えばいくらでも受けられますよね。
 
丸:視野を広げたら面白い講義いろいろありそうですよね。村山さんは社会福祉系専門なのかと思ってました(笑)
 
村山:確かにグループワークは全部そっち系のことやってますね(笑)一つに絞るのもいいと思いますけど、あえて色々やってみるのもありかなと思います。
 
中村:視野を広くというか色んなことを学べるっていうのは確かにあるんですけど、その中で自分の得意な所というか伸ばす所をどう作っていけばいいのかなっていう所は現在ちょっと疑問なんですよね。
 
鳥屋尾:なんでもできるけどそのぶん自分で自発的に目標設定しないとフワフワしてきちゃうというのはあるかもしれませんね。
 
丸:僕は実務系一辺倒な感じで組んでますね。○○政策論とかそういうのです。面白い講義の話をすると、せっかく大学院に来たので意識して公共哲学をとってみました。辻先生の一時間のレクチャーの後に30分質疑の時間を取る形式です。この前の講義では同化政策がテーマだったのですが、実はこの講義に来ている学生の中に中国人留学生の方がたくさんいるんです。それで、せっかく留学生の方がいるんでご意見聞きたいですって言ったら、教室が燃え上がってしまいました(笑)その燃え上がり方が感情的な燃え上がり方じゃなくてすごいいい議論だったなって感じがしていまして。たまたま漢民族の方とか台湾の方とか色々な立場の学生がいて、やっぱり各自スタンスがあるんですよね。それがすごい面白かったなって思いました。

施設・生活・進路など

鳥屋尾:みなさんだいたいどれくらい学校にいますか?
 
村山:毎日10時間以上いると思います(笑)下手したら朝から朝までいるときも・・・
 
中村:僕は朝からはいないですけどね(笑)
 
鳥屋尾:アルバイトしてる人はいますか?この中にはいないみたいですね。
 
西山:もちろん同期の中にはいますけどね。
 
中村:アルバイトしてるのって、ずっと北海道にいる人ですよね。道外から来て学校始まってアルバイト探してってなると難しいとこはあるかなと思いますよね。
 
村山:確かに学部から続いてる人が多いと思います。
 
丸:僕は家で勉強することが多いですね。学校は講義がある時に来るっていう感じです。
 
村山:自習室はインターネットがつながってるから便利ですよね。
 
西山:一人一つ学習机が与えられるのは驚きました。
 
鳥屋尾:自習室の他にミーティングルームがありますよね。どんな使い方をしていますか?
 
斎藤:雑談の場ですよね。お昼ごはん食べたり。
 
村山:グループワークの会議をやることが多いです。パソコンもコピー機もあるので使い勝手はとても良いです。
 
鳥屋尾:ちなみに道内出身者はこの中では丸さんだけですね。北海道に来て生活してみて今のところどうですか?
 
中村:札幌いいですよね。夏過ごしやすいです。冬はまだこれからなので分からないですけど(笑)
 
丸:最初のガイダンスの日の吹雪すごかったよね。ブリザードみたいな。
 
斎藤:あれはさすがに特殊じゃないですか?なかなか無いですよね。
 
西山:札幌って都会だなと思いました。なんでもある。北大は札幌駅から歩いて五分っていう所が便利ですよね。ただちょっと都心を外れると全然環境が違うんで、いろんな経験ができるというか色んな課題が発見できるのかなと思いました。あとやっぱり大自然。東京とかだとなかなか自然を体験する機会が無いので、自然を感じながらのんびり過ごせるいい場所だなと素直に思います。
 
村山:近くでなんでもそろうくらい都会なのに北大のキャンパス内入ると自然が多くって。ただ3月はいかに凍結した道路をすべらず歩くかが課題でしたね。10回くらい転んだ・・
 
中村:建物の中はあったかいですよね。僕が仙台にいたとき、北海道から来た人にすごい言われたんですけど、建物の中寒いよねって。作りが完全に違うんでしょうね。
 
鳥屋尾:ちなみに僕はずっと東京で去年こっちきて、経済圏が全然違うなっていうのは思いましたね。セイコーマートとか関東の人はほとんど知らないのに北海道だと断然シェア一位だったり。それを見るとやっぱり、自分の知らない世界が日本の中に色々あるっていうことにを気付いて、ずっと東京で暮らすよりも日本各地を見てみたいなっていうふうに結構考えが変わりました。
 
丸:僕はずっと北海道ですね。北海道人って外に出ないんですよね。そういう気質で、それを体現してるんだろうなと思います。
 
鳥屋尾:道外の他大学からHOPSに来た人で、入ってみて他との違いを感じたことはありますか?
 
村山:先生との距離が近い、ということが一番の違いだと思います。色々本音で話して下さるし、飲みに連れていってくれたりもします。
 
西山:入学する前にすごく不安だったのは、ちゃんと馴染めるかなっていうところだったんですよね。学部時代の延長でコミュニティが出来ていないか、とか。ただHOPSに関して言えば色んな学生がいて、すごく多様性があるからこそすぐ馴染めたっていうのはありました。環境に関して言えば、僕なんかは東京の私立大学でキャンパスがしっかりしてなかったんですよね。北大だとキャンパス内でジンギスカンパーティーできるとか、ものすごく恵まれた環境だなと思いました。
 
斎藤:僕は北大法学部出身なので最大派閥のはずなんですが、もともと知っていた人は一人だけでした。
 
村山:友達関係は全然固定されていませんよね。
 
鳥屋尾:HOPSは二年間で卒業してどこかに就職するというのがスタンダードな路線ですが、今のところ進路に関してなんとなくイメージとかあればお願いします。公務員を目指す人は一定数いると思いますが、それ以外の進路を考えている人はいますか?
 
中村:僕はコンサル・シンクタンクに興味があります。公共政策大学院出身の先輩方を見てもそういう進路を選ぶパターンが多いということと、これから官民協同の分野に関わっていくにあたってコンサルとかそういう立場で民間の側からコミットしていけたらという考えがあります。あとはこれが一番個人的には大きいんですけど、色んな分野に関わりたいというのがあります。
 
村山:私は入学する時点ではメディア志望でした。でも色々な講義を受けたり実務家の先生にお話を聞いていく中で、金融業界にも興味が出てきました。保険とか銀行もいいな、と思っています。先輩方を見ていると様々な進路があるようなので、じっくり考えていきたいです。
 
鳥屋尾:丸さんは二年間大学院で学んだ後に職場へ復帰して、学ぶ前と後で仕事をどう変えたいとかイメージはありますか?
 
丸:大学院で政策づくりのパッケージを学んだとしても、それを即実務に活かすというのはなかなか難しいと思うんですよ。例えば僕がいきなり企画部署に行ってやれるかっていうとやれる知識が足りなかったり。なので、差し当たっては研修の仕事とかやってみたいなと思っています。自分が大学院で学んできた知識とか、知識までいかなくても空気だけでもいいと思うんですけど、そういうものを若い人たちに伝えられたらいいなということは考えています。

入学者向けのメッセージ

鳥屋尾:入学者向けに何かメッセージがあればお願いします。
 
丸:今聞いてて思ったことなんですけど、国際系のバックグラウンド持った人がもうちょっと入ってきてほしいなと個人的には思います。今って公共経営コースが一番多くて次に技術ですよね。政策討議演習も一つくらいは国際系の話題を扱うグループがあってもいいんじゃないかなと思っていました。国際的に活躍する人材の輩出とかで他の公共政策大学院と差別化を図るという戦略もありなんじゃないかと個人的には思っています。
 
中村:心からなんですけど楽しいんで、来て下さいって感じですね。札幌もいいところなので勉強する環境としてはかなり整ってるんじゃないかなと思います。
 
斎藤:後輩(北大法学部)に特に宣伝すると、進路に悩んでいる方にはぜひおすすめします。自分の進路がここで探せるっていうのは大きいと思いますね。
 
村山:私は道外から来たんですけどやっぱり楽しいなって思います。みんなだいたい学校の近くに住んでいるので集まりやすいし、自習室とかミーティングルームで切磋琢磨しながら勉強できて充実感があります。進路が定まっていなくて何かもっと勉強したいという人にはすごいいいんじゃないかなと思います。
 
西山:僕は理系出身ということで、ここに来てほんとに視野が広がったなという感覚があります。やっぱり工学部だとものづくり一辺倒になっちゃって、そういう意味で法律とか経済とか全く触れないで学部時代過ごしてきましたけど社会に出たらそういう知識も絶対必要になってきますよね。工学部など理系出身の人にもっとたくさん来てもらって視野を広げていただきたいなっていうのがありますね。
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