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ご挨拶

公共政策大学院院長 高野 伸栄

 

政策を生み出すことに挑む

 
 皆さん方のこれまでの勉強は用意された正解にたどり着くためのものであったといえるでしょう。しかし、政策形成に正解は用意されていません。複数の有効な政策が存在することもあれば、前提とする枠組みの中では有効なものは全く存在しない場合もあるのです。
 政策の良し悪しとはどのように決められるのでしょうか?
 政策は便益をもたらしますが、実行には資源や財源等の費用の投入を行う必要があります。そうすると、政策の良し悪しはその費用と便益を比較考量することによって、決められるといえそうです。しかし、便益は全ての対象に公平ではなく、ある対象には負の便益をもたらしてしまうこともあるのです。政策の比較は、対象をどのように考え、どのような観点から比較するかによって、全く異なった結果になるのです。
 「うみの苦しみ」という言葉がありますが、政策を生み出すということは、このようにとても困難なことです。北海道大学公共政策大学院( HOPS)は政策を生み出すことに果敢にチャレンジしていく人材を養成するための専門職大学院です。
  HOPSは開学以来、「文理融合」を大きな特徴として掲げてきました。政策形成は一つの理論や学問のみではなし得ず、先人の多くの著作を礎とする文系思考、データ解析、モデルを礎とする理系思考の垣根を取り払って臨まなければなりません。そのため、 HOPSの教員は文系、理系、あるいは研究者と実務家等幅広い人材から構成され、入学者も文系・理系学生、社会人、留学生がそのバックグラウンドに応じて受験できる仕組みとなっています。 
 このような多様な人材が、系統だった授業やリサーチペーパー、セミナー等において、知識を伝えあい、議論を行うことによって相乗効果をもたらし、政策を生み出すことにチャレンジする人材が育っていくのです。
 課題が山積みで、不確実な時代だからこそ、このような人材が強く求められています。意欲ある皆さんが HOPSの門をたたかれることを心よりお待ちしています。
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